【午前編】京都の紅葉(2020年)

写真/カメラ

今年も毎年恒例の紅葉狩りin京都に行ってきました。

この時期の京都は、毎年日本人観光客はもちろん、外国人観光客も押し寄せるので、ひどい人だかり。交通は渋滞、電車も満員電車が当たり前。夜のライトアップは大行列といった塩梅でしたが、今年はコロナ禍。

もちろん外出を控えるのが一番良いのですが、外国人観光客がいないという大きな魅力があり、感染症対策をしっかりと考え,コースと時間配分にも気を配り、紅葉狩りをしてきました。

【6:45】京都 蹴上駅着

まず今回、京都を巡るにあたって最初に思いついたことは「人が多く集まる名所は朝のうちに周ってしまおう」ということと、「その名所であまり人が写らない写真を撮ろう」ということでした。そこでまず思いついたのが、南禅寺と永観堂でした。

ということで、始発に乗り、南禅寺の最寄り駅である蹴上駅に6時45分に着!!!!!

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人っ子一人いない(そもそも朝焼けしか写ってないけど)笑
これは期待できます!!!!

【7:00】南禅寺 三門 水路閣

まず初めに南禅寺を選んだ理由は「朝イチで永観堂に行きたかったから」です。
今回永観堂を行程の一番のメインに据え、朝一番に行くと決めていました。そして永観堂の拝観開始時間は午前9時。もし永観堂から紅葉狩りをスタートしてしまうと南禅寺に行けるのは多分11時頃。そうなると人が溢れてしまうので思い通りに撮れない。そこで南禅寺の拝観時間を調べて見ると、三門や南禅寺自体は拝観時間が決まっていますが、敷地内(水路閣含む)は24時間出入り可能とのこと。
・・・・もう迷うことなく9時の永観堂の前に南禅寺からスタートすることに決めました!笑

水路閣も情緒があり大好きですが、三門の前後に続く参道の両脇に生え並ぶ紅葉が素晴らしく、今回はどうにか人が少ない時間帯にバシャッと撮っておきたかったのです。
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↑三門ですが、この時間に行っても既に4,5人おり、ポジションを譲り合いながら撮ってました。

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↑三門の下をフレーム構図で。

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↑三門の裏に続く参道。
ここはもう散り始めているので、もみじやイチョウの下は落ち葉の絨毯になっていました。↓
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続いて水路閣。ここは水路閣自体に情緒があり、それだけでも絵になるんですが、紅葉を入れるとなると格段に難易度が上がることに気づきます。
というのも紅葉の木がまばらにしかなく、構図がよく見るありきたりなものにしかできない・・・。
↓こういうやつ。
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ということで色々歩き回って考えたのが以下の2枚。
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2枚とも水路閣を裏から撮ってみたもの。1日がスタートしたばかりでしたが、早くも技術不足を痛感しだしてました笑
ちなみに南禅寺の奥には、三門、水路閣の人だかりが嘘かのように高徳庵がひっそりと佇んでいます。
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中はきれいに手入れされた小さな境内があるので、南禅寺に行った際には是非ここまで。

【8:20】永観堂

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南禅寺から北へ歩いて10分ほどで永観堂へ行けます。9時から拝観が可能になるのですが、この時間でももう前に50人ほどが並んでいました。9時になる頃には後ろに200人ほどの行列が・・・。さすが永観堂。京都屈指の紅葉の名所なだけあります。
永観堂は夜の特別拝観が京都でも屈指の人気を誇りますが、去年、午後に永観堂の前を通った際に昼間なのに大行列ができているのを見て、夜の特別拝観もっとやばいだろうと考えたので今回はなしです。
しかしもともと夜の特別拝観がなくても紅葉の名所であることには変わりありません。

ということで今回自分の中ではここを一番のメインと考え、気合を入れて朝から並びました。
9時になり検温を済ませ、拝観料を払いようやくIN。
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初っ端からどこ見ても絵になる!!!!!!笑
なんか写真撮るのが上手くなったとさえ錯覚する(絶景を撮ればそりゃすごい写真になる)!!!!!!!笑
っとテンション上がってたんですが、ここで「先に南禅寺行っといて良かった」としみじみ感じることに。
というのも「紅葉の写真撮りに行くぞ!」と息巻いてスタートしたてのときは、もみじのアップやら、落ち葉の絨毯やら、苔との対比やら、細々した欲求を満たすようにバシャバシャ撮りがちですが、今回僕はそれを南禅寺である程度満たしてきたので、主に全景を撮ることに集中できたからです。もし永観堂をスタートに選んでいたら、多分4時間位かかったかも笑

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このような感じで夢中で撮ってました。
こういうたくさん人がいる中で写真を撮っていると、自分が「っお!」と思う場所に必ず同じ人がいることがあります。今回は女性のカメラマンっぽい人でしたが追いつき追い越しで順路を進んでいて、僕が撮っているところにあとでその人が来て撮ったり、先に進んでたあの人が撮っているアングルが僕にとってもすごく魅力的だったり。なんかそれも楽しみながら撮ってました。

ただ、今写真を見返してみると、「永観堂らしい写真」というものをあまり撮れていないような気がします。もっとその場所だからこそ撮れる1枚を撮れるようになりたいものです・・・・。
僕の技術不足はともかく、永観堂!素晴らしい紅葉でした!これは確かに夜の特別拝観が見たくなる気持ちがわかる気がします。

【10:25】哲学の道(安楽寺)〜銀閣寺

永観堂からこれまた10分ほど北へ歩くと哲学の道に繋がります。
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水路沿いの紅葉はもうあらかた散っていましたが、その代わりに古民家のような長屋に色づく紅葉が楽しめました。普通に誰かが住んでいる家なのであまり写真は撮っていませんが、それを見つけながら歩くのは心地よかったです。

そして銀閣寺へと続く哲学の道も中盤に差し掛かったあたりで、少し脱線し、安楽寺へ。
数年前に哲学の道を歩いていた際に紅葉の穴場スポットとして見つけたのですが、その時カメラを持っていなかったので、今回はリベンジ。
穴場ではありますが、昼をすぎると階段下から写真を撮ろうとするカメラマンたちが集まりだすので、このように人が写らないように撮るには午前に行くしかありません。
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普通の住宅街を歩いていて急にこのような素晴らしい景色が出会えるのも京都の魅力の一つですね。
時間がなかったので今回は拝観しませんでしたが、安楽寺は境内の縁側で休むことができ、畳に座りながらゆったりと庭園の紅葉を見ることができます。前回は小一時間ほど友達と談笑して庭園を眺めていました。

そして午前の最終目的地でもある銀閣寺へ。
もともと銀閣寺には入る予定ではなかったのですが、せっかくここまで歩いてきたので入ることに。
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銀閣寺自体は金閣寺よりも情緒があり好きなんですが、「紅葉」となると・・・・ちょっと微妙ですね。この写真が精一杯でした笑

まとめ

っということで午前編、これにて終了です。
もうお気づきかと思いますが、午前だけでめちゃめちゃ歩いてます笑
もしデートプランでこのコースにしようとするなら、歩くことが苦じゃない恋人かどうか見極めてください。そして運動靴履いてください笑

僕は一人でしたが、「本気で京都の紅葉を撮りに行くこと」と、「誰かと一緒に周ること」というのは合わない気がしました。写真を撮ることだけでも相手を待たせてしまいますし、京都は交通機関が基本的にバスですが、不便なので地域を決めて歩くのが手っ取り早いです。そうなると歩かせることになりますしね。
※京都市内はレンタサイクルもありますが、自転車置き場がない神社仏閣も多いので、意外と落とし穴。

ではでは、次は午後編です。がんばります笑